2015年4月26帰京集合写真

2015年4月26帰京集合写真
22015年4月25日~26日山梨県にツアーに行きました。26日東京へ帰る前にまだ居残った皆で集合写真 photo by Arisan

2013年8月12日月曜日

CD制作底抜け脱線録り物帖 《その2 / オーバーダビングの巻⑧》

 8月11日(日)
「終わったー!!! さぁ!打ち上げだ~!!!」
朝っからそのことばかりを考えていた8月11 日の録音日であった。
一気にゴールへ到着か!?
それとも・・・・・・
 
 
いつものように浪速氏、くーちゃん、俺、そして持ち込み機材たちとで、上北沢STUDIO
向かう。
数えて4度目の上北沢だ。用賀も一度あったので、某STUDIOへは、5回目のお邪魔だ。
本日も暑い。ちょっぴり緊張。でもほとんど「やってやろーじゃん!」感で、みんな今夜
に期待をかけている。
お盆休みの日曜日、そして通いなれた・・・、いやすでに知り尽くした進行ルート。
中央道を下高井戸で降りて、スイスイとスタジオの開店前に到着し、どんどんセッティン
グをしていく。
あっ、何度も書くけど俺は見てるだけね。何の役にも立ってません。ジャマにならないよ
うにするのが、俺の仕事。
 
 
で、本日のメニュ―は柿沼朋音シェフの
「港の酒場風マダムのブラシロール」
「陽出国地方のフロアータム雷炒め」
「トラブルとカゥベルのたたき」の3品。
それと藤井貴子パティシェによる
「小羊の振り向かないわよ煮」
「ビァ樽のルイジアナシャルロット」
「陽出国辺境ハーモニー和え」
「黄昏坂道の夕焼き」の4品。
そして引き出物に「温泉旅行のクラクション饅頭」となっている。
ハタシテ時間内に完食できるのか?
打ち上げにたどり着くことはできるのか?
 
 
おんや? 12時に予定していた朋音ちゃんが、現れないゾ。
変わって「不吉」と「アクシデント」と「爆睡」の文字が三交代で現れ消えていく。
おかげで俺はオロオロウロウロ・・・、って唄歌ってる場合じゃない!
メールの着信を見てみると、「上北沢を通り過ぎ、府中まで行ってしまいました。」と入ってい
た。(上北沢駅は各駅停車しか止まらないのだ。)
やれやれ・・・、ひと安心でちょっと一服に切り替える。
30分遅れで、朋音ちゃん朋着、いや到着。
さっそく、調理に録りかかってもらう。
ドラムは具材が多いからマイクの下ごしらえ(セッティング)が大変だ。
浪速氏と朋音ちゃんは黙々とセットしていく。
そして、アイデアというか、思いつき調味料を出し合いながら3曲を録音。
どうにもこうにもになってしまった品を絶妙のひと叩きで仕上げていく朋音シェフ。
・・・・・・・で、ここから先は営業戦略でカットです。
CDを買っていただき、味わってください。
でも、けっこうなお味でしたヨ。
朋音ちゃんいい仕事してくれました。
星みっつ!!!


柿沼朋音シェフ。調理中。

貴ぽんのスタジオ入り予定時刻は14時30分。
うーちゃん、やっちゃん、開閉T社長、A庶務課長は、すでに到着している。
あれれ? もうとっくに過ぎてるよ。貴ぽんも府中組?
メールを見てみると、ちゃ~んと「忘れ物をしたんで遅れます。」と入っていた。
了解。良解。外は暑さのピークです。陽炎や蜃気楼に気をつけて来てください。
と、返信メールをうってる間に貴ぽん到着。
よしよし結果オーライ。さっそく録りましょう。と、準備してるとガラス越しに外の雲行きが怪しく
なってきた。
「貴ぽん、忘れ物ってこれのこと?」
なんて冗談をいってたら、天気はとんでもない方向にモクモクと進んでいき、どしゃ降りの雨と
雷に豹変した。灼熱の街がトワイライトタイムに一変だ。
かなり近くで雷がたて続きに落ち、凄まじい音と共にスタジオ内の照明が消えた。近所の明かり
も消えている。この一帯が停電状態のようだ。
「パソコン!!!」
みんなが、「わー!」と浪速氏のとこに集まる。
「充電してあるので、大丈夫。」
その答えと浪速氏の落ち着いた口調で、平常を取り戻す。
雷マニアのA庶務課長だけが「ライトニン ホプキンスを演奏しろ!」と興奮気味でまくし立てている。
その後、ヤツラは1時間ほど暴れまくり、京王線を不通状態にさせ、東の彼方へドシャバシャと移
動していった
さぁ、再開だ。
前回(7月21日)貴ぽんの録音した4曲を丸ごと録り直す。
オヤジ3人は前回の録音を聴かせてもらい、ただニヤニヤしていたのだが、どうやら彼女には
不満だらけだったらしい。
生半可な結果では妥協しない歌い手スピリッツに頭が下がる。
「いいものを作りたいだけです。」はんなりと彼女は言わはる・・・。
はい。まいりました。
ますます頭が下がっていく。
メロディーの流れに膨らみをもたせ、梳かしていくというか積み重ねていくというか、一音一音
に気をつかい、貴ぽんのコーラスが味つけされていく。
「前半良かったけど後半が・・・」「一か所下がり切ってない!」などと、曲にも自分にも厳しく「も
う1回!」が繰り返されていく。
そうして、4曲が出来上がった頃には、22時を過ぎていた。
貴ぽん! 味もそっけもない唄をステキな作品に飾ってくれてありがとう!

藤井貴子パティシエ。調理中。
 
なんとか、ここまできた。
3月から始めて、6か月。みんなの好意と協力を得て、録音を進めてきた。
今週中に俺のボーカル3曲を収録して、録音作業は終了だ。
あとは浪速総料理長が盛り付け~編集をして、原盤制作完了となる。
秋の完成、発売がぐっと近づいてきた。
 
 
おっと、その前に打ち上げだ!
呑むぞ! 食うぞ!
食うぞ! 呑むぞ!
 
 
《営業2課 じゅんぼう》

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